≪それにしても、いい加減カラス出ろよな!鳴海が会いたがってんぞ≫ 頭に呼びかけると、返答が帰ってきた。 【じゃぁ、失せろ】 鴉孤という生き物は、同じ体にすむ住人限定で毒舌だった。 ≪…鳴海に聞かせてやりてー≫ 【言ってみろ。信じない。】 ≪わかんねーだろ?≫ 【思い知るぞ?】 ≪何を?≫ 【お前がいかに誘に信頼されていないかということをだ。】 ≪…泣いていい?≫ 【ついでに消えろ。】 空が体から離れたと同時に、体がダラリと力を失い机に突っ伏した。