喋ろうとしてまた強く押さえ付けられた。 空は乱暴者だなー。あ、前からだっけ? 「空気読め。周りを見ろ。」 そう言われ目だけで周りを見渡せば、中学生の好奇の目に晒された。 「あらまー」 「うぜ。とりあえず帰ってくれるか?」 「は?わざわざここまで」 「帰って、くれるよな?」 「はーい」 睨まれたのでスタスタと元来た道を戻る。 あーあー。空って酷い奴。 教室に戻り、何てことはない日常化した授業を終え、ついに放課後。 私は一目散に教室に向かった。