君が好き

ーーーー…



日曜日はずっとベッドの上にいるしかなかった



昨日たくさん歩いて足が筋肉痛になっていたのもあるけど、それだけではない



昨日別れぎわでキスされたことをずっと考えていた



「日向くんが私にキス…」


思い出すだけでも恥ずかしい…




まさか、昨日付き合い初めてすぐキスまで行くとは、思ってもみなかった…



もしかして日向くんって…



手が早い人…!?



となると、あと何日かしたあとにはあれをしたりして…



私はガバッとベッドから起き



「ないないないない!
そんなこと絶対なーい!」


と、自分の妄想で恥ずかしくなり、それを全否定する


プシューっと、頭から煙が出る気がした



「もう、考えるのはやめて寝よ…」



私は再び布団をかぶって、眠りについた




ーーーー…



目が覚めたのは、朝の5:00だった



「え、早!」



これにはさすがに自分でもビックリした



いつもは起きるのがギリギリで、お母さんに怒られながら起きるのに…



外は鳥がチュンチュンと鳴いているけど、家族はまだ誰も起きていない



「二度寝しよーかな…」



そして、もう1度ベッドにもぐり、眼をつむった



…けど、眠れない



「しまった…
昨日夕方に寝ちゃったから寝すぎて眠れない…」



結局、起きることにして階段を降り、下のキッチンに行った