「光は…
他の誰よりも我慢してる…
俺はそう思うよ…



「……」



「泣きたかったら泣けばいい、甘えたかったら甘えていいんだ
我慢することなんてないんだよ、光は

日向を信じられなくなってるんだったら真実を聞いて、確かめればいい
何年たったとしても、俺はお前の見方だから…!」


私を抱きしめる力が強くなる



北条くんの言葉が結構胸に染み込んだ



「あり…がとう…!」



私も北条くんを抱きしめて泣く










「…光、鼻」



大泣きしている私に北条くんはクスクスと笑って、ティッシュを鼻のふぶんまで持ってきてくれた



そのままチーンと鼻をかむ私は、すごく子供っぽいだろう



けど、そんな私を見て笑ってる北条くんに少し安心した…