「…うん…!」




ガバッと日向くんに抱きつく




また、私たちは戻れたんだ…








「ひ、光…」



「ん…?」





「い、痛い…」




「あっ!ごめん!」




忘れてた、日向くんは事故にあっててお腹に傷ができてるんだった!



「…つ―っ!」



「ご、ごめんね日向くん!」



「だ、大丈夫大丈夫…」



「私すぐ先生呼んで来るから!」



立ち上がって今度こそ先生を呼びに行った



呼びに行く途中、北条くんと由佳里さんに会った




「光ちゃん!」



「由佳里さん!
聞いてください、日向くん眼を覚ましたんです!」



「本当!?」



「はい!」




「良かった〜」




由佳里さんも北条くんも嬉しそうに笑っていた











「何と、これはキセキだね…!
あの状態からもう眼を覚ましてこれとは…」



先生は眼を覚ました日向くんを見るなりビックリしていた



先生にも信じられない回復力だと言っていた




「これならあと1週間で退院できるかな」



「本当ですか!?」



「あぁ、よく帰ってきたな…」



「はい、まぁ俺が死んだらすごく悲しむ子がいるんで…」



「そうかいそうかい、これからもその子を大切にしてやんなよ?」



「はい」