「日向…」



「由佳里さん、もういいんです
私完全に日向くんに嫌われちゃってるみたいだし、帰りましょう…」



「光ちゃん…」



日向くん…



本当にもう終わっちゃったんだね…



「…!由佳里さん…?」



気づいたら私は優しく由佳里さんに抱きしめられていた



「光ちゃん、ごめんね…」


「え…、由佳里さんは何も悪くないですよ…
反対にすごく励まされたし元気ももらいました…
…ありがとう!」


ニッコリと笑ってみせる



「光ちゃん…!」



「な、何で由佳里さん泣くんですか!?」



私を抱きしめたまま、由佳里さんはポロポロ泣き出した



たぶん、たぶんだけど…



由佳里さんは私の代わりに泣いてくれているのかな…


















ありがとう、由佳里さん…











さようなら、日向くん…