君が好き

そこには、黒いジャージ姿で帽子をかぶり、首にはタオルを巻いた男の人が立ち止まって、こっちをビックリした顔で見ていた



何だか…見たことある顔…でも、誰だったっけな?



私はその男の人に近づいて、マシマジとその顔を下からのぞいて見る



のぞかれている男の人は、体がビクンッとしたあと、恥ずかしそうに顔を横にそらした



私はその時、ピンときた



「あ、もしかして…
北条くん?」



当たったのか、彼がこちらをチラッと見て、またそらしながら



「そ、そうだよ////」



と、照れくさそうに言う



「あ、当たってた?
よかった」



私はニッコリして言うと



「俺の名前…
知ってたんだな」



顔が赤く染まりながらも、素っ気なく言う



私はそんなことには気づかず、話を進めた



「え、だって…北条くんって日向くんとよく一緒にいるてしょ…?
それで名前とか、顔を覚えたんだよ。
でもさっき、ちょっと忘れてたけどね(苦笑」



恥ずかしそうにしゃべる私に対して、北条くんは驚いたような顔をした



かと思うと、今度はみるみる顔が赤くなっていく