エレベーターに乗って一階のボタンを押した時、鏡に映る自分を見た。



なぁ…
あたしはどうしたらいい?

こんな顔してまた傷つくことになるの?



溢れ出てくる涙を我慢しながらエレベーターをおりた。




誰にも会いたくない。


ナースステーションを急いで通り過ぎると、自分の病棟まで走った。






『知香ちゃん!』


自分の病棟につき、あたしがエレベーターに乗ろうとした時、そう呼び止めてきたのはあの看護婦さんだった。




嫌や…
こんな顔見られたくない。


あたしは急いでエレベーターに乗り四回のボタンと閉まるボタンを押した。




『知香ちゃん!どうし…』


エレベーターのドアは閉まった。




四回につくと、すぐに病室に戻って布団の中にもぐりこんだ。




『う…っ…ぅぅ』


誰もいない病室であたしはただ一人泣き続けた。