あの黒い災難が去ったあと、私は無惨にも体の両手両足を失っていた。ある筈の大量の出血は、植物の分泌液で驚異的にも止まっていた。 それでもまだ、私の命は溢れ落ちてはいなかった。 私は天を呪った。 ここまで打ち砕かれた私に、何故、生き長らえろというのであろうか。