春休みもバタバタと過ぎていき....。


いつの間にか新年度を迎えていた。


「夏菜!おはよう!」


「あっおはよう!」


私は夏菜に駆け寄った。


「ちゃんと玲央と話せた?」


「うん。」


夏菜の顔が急にポッと赤くなった。


「あの....。」


「知ってるよ。付き合うことになってキスしたんでしょ..??」


「えっ!?なんで知ってるの?」


「心配になって学園に急遽戻ってきて、葵と影から覗いてた。ね?葵。」


「イチャイチャしすぎて怖かったな、お前ら。」


「もう....のぞき見なんて悪趣味ね....。」


「でもよかったじゃない。」


「そ.....そうね.....。」


タジタジになっている夏菜なんて初めて見た....。


でも付き合い始めたとたんに彼氏と遠距離なんてちょっと酷だよね....。


「ねぇ、もうそろそろクラス発表あるよ。」


「えっ?もうそんな時間!?じゃあ葵....行ってくるね。」


「あぁ。ついでに俺のもよろしくな。」


「わかった。じゃ行こ?」


2人で走って見に行った。




結果は.....。