「優衣もさぼり?」
と哉輝が聞く。

「まぁね。
 もうすぐコンクールあるから
 その練習だよ。」
「まじか!
 頑張れよww」
「うん」
と二人の会話にイライラする。

いや、
羨ましいのかもしれない。

普通に話せるこいつ等が。


「じゃあ俺らがいたら
 練習の邪魔だな」
「そうだな」
「そんなことないよ。」

そう、尚志と哉輝に微笑む
優衣穂に胸が痛む。