「やば……寝坊…」

そう口に出したのはこの物語のヒロイン
森月朝菜。


寝坊…とは言ったものの体が言うこと
聞かず、いつまでもうだうだ学校の用意を
している。所謂遅刻魔。

「このナレーターめっ!」

ひい…!すいません……


冒頭の「やば……遅刻…」
から家を出た時間は

約1時間。現在8時45分


「ううーん!朝ご飯食べてないのにー!」


とか言うなら早く起きろって話だよねー
私のアホ。



でも携帯のアラーム鳴ったかな?
全く聞こえなかった…




パッと携帯の時間見ると
8時50分。



ちょうど学校の門が見えてきた





だけど完全遅刻だから門は閉まってる。


「よっしゃ!今日も気合い入れて
行ってきますっ!」と


大きい独り言を言って
門を軽く飛び越える。




「うん。決まった」
どや顔をしながら急いで教室に向かう





幸運ながら担任はまだきてなかった

「ふー…セーフ……」



と安堵のため息を吐いたら

「ちょっとー!また遅刻?」


と後ろから聞き慣れた声