愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜

「志穂さん……」


神林君が、後ろから私を抱きしめてきた。優しく、包み込むように……


その心地よさに身を委ねたくなったが、私は気力を振り絞って彼の手を掴み、彼から離れた。


「名前で呼んでいいのは1回だけのはずよね?」


「………」


「着替えてお風呂に入って来るわね」


私は神林君に背を向けたまま、キッチンを出て部屋へ行った。


彼は無言だったけど、どんな顔をしてたんだろう……