愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜

ドキューンと音がして、心臓を撃ち抜かれた気がした。


私が言葉に詰まっていたら、

「やっぱり図星ね? あんたって、案外判りやすいわ……」

と言われてしまった。


「な、何で?」


「私の目を欺こうなんて10年、いや100年早いわよ。あんたと神林君が密かにアイコンタクトしてるのなんて、とっくに気付いてたんだからね?」


「う……」


「付き合いが悪くなったし、あんた変わったわよ。ううん、元に戻ったと言うべきね」