愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜

「な、何よ?」


「もう、そんな心配はいらないわよね?」


「ど、どういう事?」


「だって、今や志穂には護ってくれる王子様がいるじゃない」


「お……何?」


「お・う・じ・さ・ま。それも飛び切り若くて、可愛い王子様よね?」


「な、な、何の事?」


加奈子は神林君の事を言ってるのだろうか?

そう思ったら、急激に顔が熱くなり、背中に変な汗が吹き出してしまった。


「ずばり、神林祐樹君」