「だろうな。私もそんな事はしたくなかった。行き過ぎだと思った。しかし世間知らずな息子が、悪い女に騙されてやしないかと、心配で堪らなかったんだよ。調査結果に何も問題がなければ、それでいいと思った。安心したかったんだよ。ところが、こんな結果を見せられるとは……、私も残念だ」
「とにかく、そんな物は捨ててくれ。二人の問題は、二人で解決するから」
「いいや、おまえはこれを見るべきだ」
そう言って、お父様は茶封筒をグイッと祐樹に押し出した。
「いやだ、見たくない」
それを祐樹は押し返した。しかしお父様は、
「ちゃんと現実を見なさい!」
と怒鳴りながら、茶封筒を激しく押し返した。
すると、そのはずみで茶封筒の中から書類がテーブルの上に飛び出してしまった。
その一番上にあったのは、1枚の写真。
それを見て、私はハッと息を呑んだ。
その写真は、私が阿部に肩を抱かれ、シティホテルに入って行った時のものだった……
「とにかく、そんな物は捨ててくれ。二人の問題は、二人で解決するから」
「いいや、おまえはこれを見るべきだ」
そう言って、お父様は茶封筒をグイッと祐樹に押し出した。
「いやだ、見たくない」
それを祐樹は押し返した。しかしお父様は、
「ちゃんと現実を見なさい!」
と怒鳴りながら、茶封筒を激しく押し返した。
すると、そのはずみで茶封筒の中から書類がテーブルの上に飛び出してしまった。
その一番上にあったのは、1枚の写真。
それを見て、私はハッと息を呑んだ。
その写真は、私が阿部に肩を抱かれ、シティホテルに入って行った時のものだった……



