愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜

「うん。彼のお父様って、うちの会社の親会社の社長さんらしいの」


「ひぇー、うそ!」


「私もびっくりしちゃった……」


「でも、言われてみれば神林君って、他の若い子とはどこか違うよね? いつも穏やかで、上品な感じがする。洋服だっていつもビシッと決まってるし……あれ、最近はそうでもないかな。時々、あまり高級には見えないワイシャツを着てたりするよね?」


「それ……たぶん私が彼に買ったシャツだと思う」


「へ? ああ……、ごめん」


「………」


「それはそうとあんた、何で“らしい”なのよ? 本人から聞いたんじゃないの?」


「うん、人から聞いた話だから……」