愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜

「待たせたね。飯でも食いに行こうか?」


「いいえ。お話ならここで伺います。もう誰もいないんですから」


座ったまま、私は阿部を見上げてそう言った。


一刻も早く阿部と離れたかった。一緒に食事など、もっての他だ。


「そうか、まあいいだろう」


とか言い、阿部は私の隣の事務机に腰掛け、ニタニタと薄ら笑いを浮かべたイヤラシイ顔で私を見下ろしている。


こんな男に、何で私は夢中になってたんだろう……


「いやあ、驚いたね……。まさかの組み合わせ、ってやつだな」


「何の事ですか?」


「決まってるだろ? 君と神林君の事さ」