見えない二人の距離



「じゅん…ッ…痛っ!…」


!!?


澪の声にオレの足が止まる。


振り返ると澪がしゃがみこんでる。



なにやってんだ……



「…じゅ…ぺ…いごめ……」


「…泣くなよ」



澪に近付いて行くとグスンと泣きながら、顔を隠してる。


オレは、澪の前にしゃがんだ。



「…グスンッ…ごめんね…純平」


「なんで謝るんだよ」


「あたし…ヒックッ…」



今日は祭りなのに、全部台無しだ。


浴衣姿の澪が泣くのを見ると、いつもより胸が痛くなる。