目の前の同級生は、たぶん幼なじみの彼女ではない。

いやぁ何人もいる彼女一人かも…。


『何回言ってもあげたけど』


本当に何回も、会うたび言っている。

最近、あいつに会うと挨拶変わりのように。


『でも…『そんなの幼なじみが言っても、聞かないから自分でいえば、彼女だったら』


私は、めんどくなって強く言った。


『……』

逃げてるようにさって行った。