私、日野アキ。
高校2年生の2学期が始まった。
久しぶりに会う友達は部活や海で日焼けしている。
私はというと、日焼け止め効果なのか、周りの友達よりは白かった。
『今から席替えのくじ回すからな。』
先生の声が響く。
席替えのくじを引くときはいつも緊張する。
人生かかってるから!
一番前は嫌だし、全然仲良くない人と隣だったら嫌だし…とにかく次の席替えまでの人生がかかってるんだ。
私は迷いながらも一枚選んで引いた。
5番。
一番後ろの窓側…特等席だった。
友達の鈴木杏奈が何番か聞いたから、
『5番だよ』
って声を弾ませて答えた。
杏奈は最悪で一番前…しかもど真ん中を引いていた。
『まじ無理。』
『ご愁傷様。頑張れ』
そう言うことしかできなかった。
この時は隣の席の人が誰かなんて知るよしもなかった。
高校2年生の2学期が始まった。
久しぶりに会う友達は部活や海で日焼けしている。
私はというと、日焼け止め効果なのか、周りの友達よりは白かった。
『今から席替えのくじ回すからな。』
先生の声が響く。
席替えのくじを引くときはいつも緊張する。
人生かかってるから!
一番前は嫌だし、全然仲良くない人と隣だったら嫌だし…とにかく次の席替えまでの人生がかかってるんだ。
私は迷いながらも一枚選んで引いた。
5番。
一番後ろの窓側…特等席だった。
友達の鈴木杏奈が何番か聞いたから、
『5番だよ』
って声を弾ませて答えた。
杏奈は最悪で一番前…しかもど真ん中を引いていた。
『まじ無理。』
『ご愁傷様。頑張れ』
そう言うことしかできなかった。
この時は隣の席の人が誰かなんて知るよしもなかった。