--ピュオオオオオオ



電車が凄い音を立てて止まる。そして、ドアが開き、中に入って行った。



この電車は特急電車。だから、席も指定できるから指定席にしてもらった。



12-A



あたしは指定の12-Aの席を探した。



12-A、12-A.....あった。



そして、12-Aと書かれた窓側の席に座る。



琴也の家まで2時間半。それまで寝てよう。



そう思って、窓に頭を預け、寝た。







「...んんっ......ん....」



暫くして起きた。丁度、行き先の事に関してアナウンスが流れていたので聞いた。



「次は○○駅12時42分、その次に○○駅13時26分、○○駅13時59分、○○駅14時31分、○○駅15時47分.......」



目的の駅は次の駅の様だ。今は12時28分。後、15分ぐらいで着く。



それまで、起きていようとケータイを弄りだした。琴也に連絡する為だ。駅まで迎えに来るから15分ぐらい前に連絡してくれと言われたからだ。



to:鬼灯 琴也
sb:もう少しで着くよ
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あと、15分ぐらいで
着くよ♪



それだけ、メールしてケータイを閉じた。