「告白、しちゃえば?」 瑞希のその言葉に、わたしは大きくかぶりを振った。 「ムリムリムリムリ!」 「なんでぇ?告白するために頑張ってきたんじゃないの?」 そ、そうだけど…。 もし告白してダメだったら、昼休みのあの穏やかな時間も奪われてしまう。 それは、寂しい。 現状維持か、勝負にでるか。 ……今のわたしには、選べない。