大学4年の春。 僕は昔からの夢だった教師になるため、教育実習に臨んだ。 何の取り柄もない僕だけど、夢への想いだけは誰にも負けない。 出会った子どもたちと、楽しい思い出に残る日々をつくろう、ただそんなことを思っていた。 まさか、この教育実習が僕にとって、辛いものになるとは、夢にも思っていなかった。