「―――――ッ!!!」
僕は見えないものに躓いて転んだ。
立ち上がろうとして、何かにすべる。
生暖かい、生臭い、何の・・・。
カッ!
雷光が僕に見せたものは。
「う・・・あ、あっ・・うわぁあっ?!」
赤い箱。
10畳の居間は、おびただしい血で染まり赤い箱と化していた。
僕の両手に、下半身に、誰のものかわからない血がついている。
そう、誰のかわからない・・なぜならここには叔母夫婦と従兄弟が転がっていたから。
「なっ、なっ?!」
『―なぜ?愚問だな。』
ご、くんと唾を飲み込み、そっと振り返る。
真新しい血を零しながら、心臓を取り出した鬼がニィと哂った。
僕は見えないものに躓いて転んだ。
立ち上がろうとして、何かにすべる。
生暖かい、生臭い、何の・・・。
カッ!
雷光が僕に見せたものは。
「う・・・あ、あっ・・うわぁあっ?!」
赤い箱。
10畳の居間は、おびただしい血で染まり赤い箱と化していた。
僕の両手に、下半身に、誰のものかわからない血がついている。
そう、誰のかわからない・・なぜならここには叔母夫婦と従兄弟が転がっていたから。
「なっ、なっ?!」
『―なぜ?愚問だな。』
ご、くんと唾を飲み込み、そっと振り返る。
真新しい血を零しながら、心臓を取り出した鬼がニィと哂った。


