ザワリ。
突然感じた嫌な気配に身構えた。
さっきより下がった室温が体を震わせ、いや、違う・・何だか嫌な感じがして歯の奥がカタカタ鳴った。
恐る恐る辺りを見回した僕はビクンと痙攣し、息を飲んだ。
何だ、光ってる、コイツ何だ?
僕はマットの上にいた者に驚愕した。
―――鬼!
躊躇いなくそう呼べる姿。
不揃いに伸びた銀の髪に冷ややかな銀の眼、白すぎる肌に対して嘲笑うように歪んだ真っ赤な口。
そして、頭部に生えた銀の角・・・僕は恐怖に悲鳴すら上がらなかった。
突然感じた嫌な気配に身構えた。
さっきより下がった室温が体を震わせ、いや、違う・・何だか嫌な感じがして歯の奥がカタカタ鳴った。
恐る恐る辺りを見回した僕はビクンと痙攣し、息を飲んだ。
何だ、光ってる、コイツ何だ?
僕はマットの上にいた者に驚愕した。
―――鬼!
躊躇いなくそう呼べる姿。
不揃いに伸びた銀の髪に冷ややかな銀の眼、白すぎる肌に対して嘲笑うように歪んだ真っ赤な口。
そして、頭部に生えた銀の角・・・僕は恐怖に悲鳴すら上がらなかった。


