【短編涼話】 十物語

風が吹いても
消えない炎。

そのなかで

みんなが
あたしを見つめる。

「あ、アンタ・・」

誰かの悲鳴。

リナだ。

そして、リョウ。

あたしは、
にやりと笑った。