しばらくしてあたしと川口さんは別れた。 川口さんが泣きやんで「バイバイ」と言って帰った。 あたしはお店に戻った。 ドアを開けるとみんなが待っていた。 「有菜ちゃん、翔子ちゃん大丈夫だった?」 光太郎くんが心配そうな顔をする。 「うん…」 「俺のせいだよな…」