サクラドロップス


「ホントだ。茶トラに白いくつしたって、可愛いですね。でも、すました顔が、何だかユキさんに似てます。飼い主に似て、美人さんですネ」

サクラの写真を見て、笑顔になる安藤。

「そうね、オトコノコだけど」

「えー!マジっすかユキさん。オトコノコでサクラ?じゃあサクラちゃんじゃなくてサクラくん??」

「まあ一応は。なんか文句あんの?」

「ななな、ないです!ないですけど」

「じゃあイイじゃないのよ。ほら、信号変わる前に、モモちゃんも見せて?」

「ああ、はい。見て下さい!これが、うちのモモちゃんです!!」

と、言って安藤は携帯を開いて見せた。

待ち受けがモモちゃんなのネ。

「ほんとだ・・・これはホルスタイン柄だわ。お鼻のピンクが何とも言えずいい味だしてて可愛いわネ。だけど、なんでこんなにアップの写真?」

モモちゃんのお鼻が今にもカメラとキスしそう。

「オレがカメラ向けると寄って来ちゃうんですよ。そこがまた可愛いんですけどネ」

と、言って安藤は画面のモモちゃんを見てニコニコの笑顔。

安藤はきっと、子供を持ったら親ばかになるに違いない。