サクラドロップス


「ちょっと!!!なななっ!なんでアンタが外から帰ってくる訳!?」

「あいかわらずおっそ!!!ちょっとおもしろいんだケド」

「アタシはおもしろくナイ!!ってか、鍵!鍵鍵!!鍵は!?アンタまさか鍵閉めないで出かけたんじゃあないでしょうねっ!!」

「『合鍵は寝室の開けないカーテンレールの上!』って、昨日得意げに教えてくれたの誰だっけ?お酒は飲みすぎない方がイイよね」

ツバメくんはそう言うと、やたらと大人っぽい表情をして、アタシの顔を見てクスクスと笑った。

・・・年下のクセに。

「アンタに説教される筋合いないわよぉ!もーお、どいて!アタシのウチなんだからアタシが先に入る」

ムカムカ。

ちょっとアタマにきた。

なのにツバメくんときたら。

「ハイハイ。外出から帰ったら手洗いとうがい忘れないでねー」

と、言って、アタシの背中をポンポンと叩くように押して部屋の中へ。

オカーサンか君は。

「アタシ、子供じゃないし!!!」

と、言いつつも、焼き鳥を何やら美味しそうな料理が並ぶテーブルに置いて、アタシは洗面台へ。