嬉しかったの。 アタシと、イツキの、2人だけの特別な呼び名。 そう、アタシ達は『特別』なの。 遺伝子学的には二卵性双生児の遺伝子共有率は50パーセントで、一般的な兄弟のそれと変わらない。 けれど アタシ達は、お互いのことが、手に取るように解ったの。 アタシが嬉しい時はイツキも嬉しかったし、アタシが悲しい時はイツキも悲しかった。 お互いが大事で、いとおしくて でもそれは、恋愛とも、家族愛とも、少し違う気がして 『イツキ』だから『ミユキ』だから『すき』としか 説明のつかないものだった。