サクラドロップス


ねぇ

ねぇイツキ?

おかしいよ。

おかしいの。

アナタだけが死んで、アタシだけが生きているなんて


カミサマ、カミサマ

どうして、アタシじゃなく、イツキなの?

ねぇ、カミサマ、知っている?


人見知りのアタシと違って誰に対しても優しいイツキは人気者で

イツキを知るひとは、全員、イツキをすきにならずにはいられないのよ?


アタシが時々、やきもちを妬く位に。

だって、アタシのイツキなのに。


イツキは、アタシだけのイツキなの。

イツキだけがすきだったから、正直、他の男子になんて興味がなかった。

だって、イツキは全てにおいて完璧なのよ?


普通『付き合って』いく内に粗が見えたりして幻滅するって言うじゃない?

でもね

イツキに限ってはそんなことないの。

アリエナイの。

だって、もう『随分と長い間』一緒にいるけど

幻滅するどころか、年数を重ねるほどに素敵になるのよ。

イツキくらい顔もココロも綺麗なオトコノコなんて見たことがない。


誰よりも、誰よりも

綺麗な、綺麗なオトコノコ。