サクラドロップス


「···ツバサくん!どうしているのぉ?」


車止めの、白いポールに腰かけて

この前と同じように、アタシを見つけて、綺麗な綺麗な笑顔を見せるツバサくん。

フラフラと倒れそうになるアタシを、そっと優しく、抱きとめる。

「あれ?ちょいバージョン違い?はは。1度あるコトは3度あるって言うでショ?ってか、あんまり遅いからサ。迎えにきてみました」

ポンポンと、アタシの背中を叩きながら、ツバサくん。

嬉しいけど、嬉しいけど

もうツバサくんに逢えないのかと思って、ものすごく不安だったんだから。

アタシはツバサくんの肩に、コツンとオデコをあてる。

するとツバサくんはカシカシをアタシの髪を撫でながら。

「ゴメン、なんか解った」

と、言って、アタシを離すと。

「で、ボクの懺悔は後回しとして···ってか、かえってボク邪魔だった?彼氏?」

と、言って、黙って立ち尽くしていた安藤に、ペコリと頭を下げた。

「会社の後輩!ちょっと足挫いちゃって···迷惑かけた」

慌てて、アタシ。半分だけ、ホント。