サクラドロップス


それを見てアタシとツバサくんは顔を見合わせ・・・

「どーよ、あのハイテンション」

「ホントだ!!人・・・猫が変わったみたいにはしゃいでる」

と、言って、ケラケラと笑った。


「ツバサくんは何でも知ってるのネ」

「そんなコトないでしょ。大体ボク、一番知りたいコト、知らないままだしネ」

クスクスと、笑いながらツバサくん。

「ウソ。ツバサくんは何でも知ってる。アタシのコトも、サクラのコトも」

アタシがすきだったという、八ツ頭のコトだって。

「知らないってば。仙人じゃあるまいし。それに悪いケドこんな若くてカッコイイ仙人なんていないしネ」

サクラが転がしてきたボールを投げてやりながら、ツバサくん。

でも

カッコイイより、可愛いの方が似合うと思うの・・・とは、言わないアタシ。

そして、言わない代わりに

「・・・じゃあ、例えば何よ?」

と、聞いてみる。

するとツバサくんはニコッと、それはそれは綺麗な笑顔をアタシに見せると

「イメージ崩れるから秘密ってコトで」

と、言って、霧吹きとチラシを片付けに玄関へと行ってしまった。

何よ、気になるじゃない。