甘い、甘い、彼の罠に情けないほどにズブズブと嵌まっていく自分がとても小さな存在に思える。 原田くんの事を考えていた頃の自分とはまるで違う。 この先私がどうなっていくかなんて、分からないし興味もない。 知りたいのは柊の事。 彼はどんな事に心を動かされて、どんな事に夢中になるのだろう。 何故、レンタルラバーになっているんだろう。 柊の求めるものは何なのだろう。 学園で見せる王子の仮面を外してみたい。 次々と柊に対する欲望が沸き上がってくる。 ――私……、好きになってしまったの?