「………」
「…何で黙る?」
や…、何でって…。
色々混乱して…。
「…今は…二人だけだけど…。
何か…してほしい事はないのか…?」
「………」
しっ…してほしい事?
目の前の彼の目をジッと見る。
………そんな…、そんなの…。
だけど、せっかくだから思い切って言ってみようか。
彼の揺れる瞳を見ていると、好奇心がむくむくと広がってくる。
今までにこんなに近くで見た事なんてない美しい男の子。この機会を逃したらもう二度とないだろう。
そうよ、……触れてみたい……。
こんなに綺麗な……。
「あ……の…、
さ…、触っても…いい?」
小さな声で訊ねると結城くんはクスッと笑った。
……ドキッ…。
「…どうぞ。お好きなように」
そう言って両手を軽く広げる。
私はそっと彼の顔に震える手を伸ばした。


