……コンコン。 生徒会室の扉を恐る恐るノックする。 …何なんだろ。 絶対レンタルの件だよね…。 …あ、支払いの事かな。 小学生の頃から家業の花屋を手伝ってきた私には、由依にも聞かれたように百万円近い預金がある。 いい、って言ってんのにパパが、けじめだからとか言って寄越してくれた大切なお金。 ――こんな事に使っていいのかな。 昨日から一晩経って正直、今の私の中には勢いよりも迷いの方が強い。 だけど、もう、引き返せないな。 ……キスも…しちゃったし…。