私は…嫌だわ。

心のない恋愛なんて。

……断ろう。
大体、私と結城くんだなんて不釣り合い過ぎるよ。
私には出来ないよ。


……やがてそっと唇を離して静かに見つめ合う。

彼の大きな瞳の中に私の姿と……、夜景の輝きが、ゆらゆらと揺れて映ってる。

あなたは…その綺麗な瞳に今まで何を映してきたの?


知りたいけれど、聞けない。

引き返せなくなる。
もっと知りたくなってしまう。

絶対に…、足りなくなる。
レンタルなだけじゃ……。