「…あの…、ひとつ、聞いてもいい?」
「ん?」
「何で、レンタルラバーなんて事、してるの?」
……あなたなら、仮じゃなくても不自由はしないだろうに。
お金のため…?
いや、彼の家は結城財閥だからそんな訳ない。
「…何でって?…うーん、何でかな。
分かんね。誘われて何となく。
……暇潰し…かな」
「…そう。……楽しいの?」
「…は?」
彼が綺麗な顔を歪ませて私を睨む。
だけど不思議とそんな視線を向けられても私は冷静だ。
…知りたい。どうしてなの?
あんなに沢山の女の子を夢中にさせるあなたが、どうして自分を売ったりするの?


