それから何故かママは私達二人に妙なガッツポーズをしてから部屋を出て行った。 「………何なのよ」 「あはははっ!!」 柊は笑い転げてベッドにストンと座った。 「杏奈ママ、いいキャラだな! あはははははっ」 …笑いすぎたから。 そんな柊をジッと見る。 無邪気に笑った顔が、子供みたいで ………可愛い。 普段のプリンスからは想像出来ない。 綺麗で、知的で、高貴で、近寄りがたい…。 やがて笑うのを止めて彼も私をジッと見返す。 甘く漂う沈黙が……苦しい。