――――
「由依、光太!帰ろ~」
放課後。
帰り支度を素早く終えて二人の元に駆け寄る。
もう原田くんを眺めにグランドへ行く事もないし、柊との事も何も始まってすらない。
これからは少し恋はお休みして、今まで出来なかった事をしよう。
買い物に行ったり、合コンしたり、…。
当たり前に女子高生がしている事をして楽しむんだ。
「あ、杏奈。一緒に帰れるの?
良かった、今日光太、用事なんだよね」
「うん。委員会でさ、由依と帰れないんだ。
じゃ、杏奈、由依、俺行くわ」
「じゃね」
光太は由依の頬に軽くキスをして教室を出て行った。


