「さてと。 そろそろ教室に戻るか」 柊が私をそっと立たせて自分も立ち上がる。 「……」 …もう? …もっと一緒にいたいな。 「…杏奈、……そんな目で他のヤツを見んなよ…?」 「…え?」 柊の顔をじっと見つめる私の頭を彼は優しく撫でながらふわりと笑った。 ズキュン、って胸を射抜かれる感覚。 ヤバい、気絶しそう…。 格好良すぎでしょ、その笑顔。 無駄にキラキラしすぎなのよ。 私は一般の女子生徒なのよ? 少しは手加減しなさいよ…っ。