「やめて!!」 ……! その時、背後からの声に中津と二人、振り返った。 ………杏奈…。 涙で顔をぐちゃぐちゃにした杏奈が怒りの眼差しで俺を見ていた。 その隣には千尋の姿もある。 彼は腕を組んで無表情でこちらを見ていた。 「なるほど…ね。 恵美さんの娘だったとは。 話はここで全部聞いたよ。 柊が欲しいから全てを周りに話すの? いいのかな。 君が話したら恵美さんの会社もヤバいんじゃないの? 僕達は未成年だよ? 新聞に載るのはどっち?」