それからも、機嫌をすっかり良くした彼女は、やれキリンだ、蛇だ、と俺を引きずりまわし俺は動物よりも、そんな楽しそうな杏奈ばかりを見ていた。 「あっ!柊!!あれ見て。 ウサギを触れるんだって!!」 ギクッ。さ…さわる…? 「行こう!」 真っ直ぐにウサギ小屋に向かう彼女の手を今度ばかりは引っ張り返した。 「?あれ?柊、行くわよ」 「いや、やめておこう」 冷静さを保ちながら言う。 「何で?ウサギ、抱っこ出来るよ」 「いや!別のところに行こう」 「………」 「………」