「そうじゃないっつってんだろ!?
勝手に決めるな!単細胞!!」
「たっ、単細胞ですって!?
あんたに言われたくないわよ!!
全く、信じられないわ!
一瞬でも好きだと思った自分が、本当に信じられない。
なんであんたみたいなヤツ」
………は…?
何だと。
今……。
俺が唖然としていると、杏奈がハッとして口を押さえた。
「い、嫌だ、冗談よ。
忘れて。
じゃあ私、帰るわ」
またしても言い逃げしようとしている彼女の手をバッと掴む。
「なっ…、離してよ」
「生憎、俺はIQ180の天才でね。
一度聞いたら忘れないんだ」
俺がニヤリと笑ってみせる。
するとしばらくしてから彼女もニコリと涙目のまま笑って言った。
「……嫌みなヤツ…」


