太陽の日射しが眩しい中で、自然の風に髪を揺らしながら、動物園のベンチで女の髪にキスをするなんて…、 少なくとも俺にとっては今日の全てが初めての事だらけで、杏奈としか出来ない事だ。 杏奈とならどこにいてもいいし、何も飾らない。 ただ、笑いながら話しているだけで満ち足りたような気分になっていた。 なのに、何で…。 「あの、気を悪くしたならごめんね…? だけど、私、本気になって傷付きたくないの。 あの、時々、忘れてしまいそうになるのよ。 柊は私の彼氏なんかじゃないのに…」