今までも色々なものを欲しがってきた。 親の愛情、俺を分かってくれる友達、……… そして……自由。 大抵のものは手を伸ばせばすぐ側にあった。 ただ、偽物だったけれど。 『いつも一人にしてごめんね。 ママは柊の為に頑張っているのよ』 『結城くん、俺と友達になろうよ。 今日遊びに来ないか。 父さんも母さんも喜ぶよ』 『柊様、行きたいところがあったらどこにでもお供しますので、必ず警護の者にお伝え下さい』 ――分かってる。 分かってるんだ、子供じみた我儘なんだと。