――あの日から半年。 最近では柊もようやく俺に対しての警戒を解いてきた様に思う。 俺も、柊の醸し出すふてぶてしい、他人を寄せ付けない性格の理由がようやく解ってきた。 コイツは知らないんだ。 人と人の間に生まれる信頼感というやつを。 結城の一人息子として生まれ落ちた瞬間に彼の運命は決まっていた。 母親に抱かれる事もなく常に他人の手で育てられ、物心がついてから近付いて来た奴はみんな彼の機嫌を窺う。