俺が驚いて黙ると彼は携帯をパタンと閉じて、俺を見た。 「さっきから何だよ。 俺と仲良くしたいのか。 …言っておくけど、さっきから話してる様に俺と会社は関係ねぇから。 別に将来の役には立たないぜ。 どこに行っても、みんなそうだ。 俺を見ている様で俺の後ろのもんを見てる」 「え。言ってる意味がよく…」 「お前は俺の事を知りたいのか、会社の事を知りたいのかどっちだ」 「………」 彼は……気付いていないのだろうか。 自分の持つ言い知れぬ魅力に。