「全く、本当は今日デートだったのになー?」


「まぁまぁ、良いじゃないですかぁ。

はじめ君、かわいいし。ねー?」



隣でぶつぶつ愚痴る凌ちゃんサンを横目に、はじめ君に顔を近づけると「うーや!!」とほっぺを掴まれた。



その手の柔らかいこと…。

マシュマロかッ!!



今日は日曜日。


明日からまた始まる一週間のためのエネルギー補給だ!



「希美ー、俺も構ってくれないと拗ねるぞー。」


「もう拗ねてるじゃん。」


「まぁな!
おら、はじめ、希美に甘えた声出してンじゃねーよ。」



なんかスゲー無茶なコト言ってはじめ君のほっぺたをぷにッとね。



なんだかんだ言って我が子のようにはじめ君を可愛がる凌ちゃんサン。


素直に可愛いって言ってあげればいいのに。